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(yahoo!ニュース/スポニチアネックス)
横浜スタジアムの一塁側内野指定席の50席分は、1日から6試合「全額返金!?アツいぜ!チケット」として4000円で販売。観戦したファンの満足度により勝てば半額まで、負けたら全額まで返金する球界初の試みだった。
チームは初の3連勝を飾ったが、この日も返金を求めるファンが続出。「以前の連敗があったから」との理由を聞いた球団関係者は「当日の試合の満足度だけで、と伝え切れていなかった」と苦笑していた。
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いや、別にね。個人的に野球に興味ないんですけど、ちょっとそれはどうなのと思ったので。贔屓のチームがある野球ファンっていうのは、そのチームが勝てば嬉しいんですよね?負けて嬉しい人なんているわけないですよね?なのに、勝っても返金要求続出って、
そんなの"ファン"って呼んでいいの?
「いいもの見せてもらった、相応のお金を払わせてもらいましょう!」ってのが、娯楽を楽しむ人の本来の姿勢でしょう。なのに、贔屓のチームが勝ったのに、最大半額(2000円)の返金を求めるって……。どんだけケチなんすか。2000円が惜しい人が、わざわざ球場に野球観に行くなよ。筆者に言わせれば、そんなのファンとは呼べないと思うんですけど……。
ちょっと前に、ある海外のアーティストが楽曲を配信する際、その価格をリスナーに決めさせたことがあったんですけど、一部を除いてみな、ロクなお金を払わなかったということがありました。わざわざダウンロードして聴くんですから、多くが「ファン」であったと思われるんですけど、そういう人でもきちんとした対価は払いたがらない。タダ同然で聴けるんならその方がいい。まあ、音楽の価格がいくらかなんてことは、基準が難しいこともあるんですが。
筆者なんかは、自分も仮にも「ものづくり」を生業にしていることもあってか考え方がまったく異なってて、好きなものに存分に楽しませてもらったなら、正当な対価は惜しみたくない。気持ちよく払わせてもらいます。少なくとも、相手が提示した額(定価)はきっちり払う意思があります。だから新品が入手可能な現行商品については中古販売も使いませんし、こちらの払ったものはしっかり作り手に還元されてほしい。それを糧にして、また次の作品で楽しませてほしい。これ、音楽だろうと映画だろうとゲームだろうとみんな一緒ですよ。即ち、娯楽に対してお金を払うということは、対象への投資なんです。それが途切れれば作り手はものを生み出せなくなり、人を楽しませることができなくなるんです。このまっとうな考え方が、世間一般的には少数派なんですよね……。少しでも安く手に入るに越したことはない、理想は無料。送り手の取り分なんか知ったことか……。
くだらねーもしもしゲーには喜んで課金するのにねー。お金の使い方、間違ってませんか。
送り手の言い値を黙って払うことが最善なのか、もしそれで楽しめなかったらどうするんだという意見もあるでしょうが、文句を言えばいいじゃない。その権利も込みで買ってるんだと思えばいいんです。もっとも、自分が楽しめそうもないものを自分で選んで買ったんですから、自己責任でもありますが。それぐらいの「見る目」は鍛えておけよと斬り捨てることはできます。
まあ最近は、ネットでタダで観たり聴いたり落としたり、ゲームのプレイ動画を観ただけでやった気になって、文句を言う人も少なくないんですけどね……。そういう輩に限って、声が大きいんだよなあ。