母の状態はきわめて良好で、見るたびに身体にくっついているチューブなんかが減っているのがわかる。術後やや高めだった体温も平熱に戻りつつある。声は依然として出ないが……筆談ってもどかしいな。リップリーディングでも覚えようかな?
病人が疲れてしまうので面会は長くても1時間ほどだ。あとは自由時間。今日はまず休みを利用してメインPCの内蔵HDDを交換した。そろそろ音や挙動が微妙だったので新しいHDDを買ってきてデータを移行、OSも含めてのクローンを作成し、マスターとチェンジ。無事に作業終了。
で、新しいnanoは昔のminiを思わせるカラーリングになってますな。しかしカラーの幅が豊富なようでいて、容量によって選べる色が変わってくるので注意しましょう。2GBはシルバーのみ、8GBはブラックのみです。青やら緑やらピンクがあるのは4GBだけです。
nanoについては旧モデルと何が変わったか?というところですが、まずボディが多少堅牢になってます。液晶輝度もアップ、さらにバッテリーの持続時間も向上してます。そういうところにこだわりがなければ、旧モデルを狙うのもテですよ。量販店を見渡したところ、ほとんどのお店で旧モデルの値下げ処分やってましたから。

皆さんは松本晃彦氏をご存知でしょうか?もともとはポップス畑の作/編曲家として多数のアーティストの楽曲を手掛けていましたが、最近では圧倒的に映像音楽家として有名になりました。映像音楽が好きな人なら彼の音楽をチェックしている人も少なくないでしょうね。そう、「踊る大捜査線」の劇伴を作曲している人です。ドラマでは他に「非婚家族」「蘇る金狼(香取くんVer)」「恋人はスナイパー」「サラリーマン金太郎3」、そして「スペーストラベラーズ」「リターナー」といったRobot映画、現在はアニメ「ブラックジャック」なんかも手掛けています。車のCMの曲もやってたりするので、どんな人も一度は彼の曲を耳にしたことがあるのでは。ちなみにゲームでは「バイオハザードアウトブレイク」を手掛けてます。
打ち込みとサンプリングを用いたテクノ/ハウス調の曲を得意としながらも、和製ハンス・ジマーとでも言えそうなシンセ+オーケストラ音楽もお手のもの。とにかくキャッチー・派手・大衆受けのする曲を作るのが上手い人なんです。しかしながら、これまで彼自身名義のソロアルバムはありませんでした。既存の劇伴音源を集めたベスト盤「LIGHTS
ということで、遂に彼のオリジナル曲が詰まった初ソロアルバム「LINK+AGE」がリリースされました。氏の手掛けた劇伴CDをほぼコンプリートしている筆者、さっそく購入。けっこう歌ものをやっているのかなという予想に反して、インストの多さにビックリ。劇伴から氏の音楽のファンになった人でも安心して聴けると思います。一方では大物ゲスト(買ってからのお楽しみ)が参加した歌ものもあったり。まあ一部には「"Fire Dance"のニューバージョンか?」みたいな曲もありますけど、どこを斬っても松本節な近未来インストルメンタル、おすすめです。
IMPRESS
まあ、あくまでSCE的には「世間の変化に対応した」ポーズをとっているわけですが、明らかにWiiの価格発表に反応したものでしょう。HDMI端子の搭載も、Wiiの「バーチャルコンソール」に対抗した付加価値の付与。そしてブルーレイビデオへの対応をうたっておきながらHDMI端子が付いてないってどうよ?という世間での批判を受けてのものでしょうね。この異例の発売前値下げとHDMI端子という付加価値によって、叩かれっぱなしだったPS3の立場が少し変化……言ってしまえば購入を検討してもらえる土壌にやっと立てた感じがします。
そうなると60GBモデルの立場が微妙になってきましたね。20GBとの違いと言えば、無線LANがあるかどうか、メモリースティック挿入口があるかどうか、そしてHDD容量、ぐらいのものです。あとは共通(スペック比較はこちら)。もしアナタがPS3買うなら、どっち買います?おそらく圧倒的に20GBモデルだと思うんですよ。なんか、結局2種のモデルなんてなくなっちゃって、ひとつに統一されていく予感が……というか、60GBモデルは値下げしないの?
まあ発売日に買わないことに変わりはないですが、ソフト次第では購入してもいいかな、という気になりました。何にしても様子見です。
容態は気になるが、とりあえず目の前の仕事に集中……ってできるもんじゃないね、なかなか。15時には妹と伯母が病院に着くだろう。様子を見たら電話かメールで連絡があるだろう……と思っていたが、16時になっても音沙汰なし。もしや何か良くないことが……と無意味に不安になってしまう。
17時、妹からメール。それによると、意識は戻っており、声は出ないもののこちらの言葉に対するリアクションも明確・適確とのこと。さらにもう筆談までしているというのだ。ゆうべはあんな状態だったのに……。半日とちょっとでそこまで回復するものなのか。姿はまだ痛々しいようだが……。明日は夜から仕事なので、会いに行こうと思う。
僕と妹が病院に着くと、母親はぼんやりと外の景色を見つめていた。いろいろ思うところがあるのだろう。恐怖も、緊張も。もしかすると手術中にポックリ、なんてことも脳裏をよぎっていたのかもしれない(ちなみにそれについては医師から"その可能性はゼロとは言わないけど1%未満"と言われている)。僕の発した「おはよう」の声に振り向き、「ずいぶん早いね」と言った。それからほとんど遅れずに、母親の兄や姉など親戚も駆け付けた。
9時、オペ室入室。本人は歩けるが、車イスでの移動だ。とたんに重病人のように見えてくるから不思議だ。いや、実際重病人なのだが……。緊張を解きほぐすかのように、親戚たちは極めて明るく話しかける。看護士さんに車イスを押され、手術室の中に入っていく母親。「待ってるから」という僕の言葉に、「うん」と答えて手を振った。手術室の扉が閉じる直前、振り向かずにもう一度手だけ振ったその姿が、しばらく網膜に焼き付いて離れなかった。
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インプレス
任天堂リリース・本体同梱物一覧
Wiiリモコンとヌンチャクコントローラー(正式名称なのかコレ・笑)は同梱ですが、バーチャルコンソールを利用してレトロゲーを遊ぶのならやっぱり欲しいクラシックコントローラーは別売だそうです(1800円)。ダウンロード供給されるソフトの価格はファミコンソフトが1本500程度、スーファミで800円、64ソフトは1000円ほど。タイトルによっては利用する価値のある価格と言えますね。本物のファミコン本体とカセットを用意するのと、どちらがお手軽に遊べるか、というところで。
気になるWiiソフトの方は以下を参照。
インプレス・Wiiソフトスクリーンショット集
ファミ通.com「Wiiでバイオハザードが」
独占供給(笑)していたGCソフト互換のWiiで、バイオ関連作品がリリースされるのはしごく当然のことのようで、でも「5」はWiiでは出ないんだろうなあ、みたいな。
ちなみにバーチャルコンソールにはMSXも加わりました。
ファミ通.com「MSXも参入!」
レゲーについては夢の統一ハードの様相を呈してきましたね。各メーカーとしても、これまで無法地帯だったエミュレータ(ROM)をどうにかしたいんでしょう。レトロゲーについてはこれまではたとえ「著作権侵害」とか言ったところで、ハードもソフトも売ってないのに?と良識のないゲーマーから反論されるところでしたが、Wiiにソフトを供給することで権利主張の正統性を示すと。「現役ソフトなんだから違法アップはやめなさい」と言い易くなるのは確実ですな。気をつけなさいよ、エミュ厨・ROM厨は。あっ、お隣の大陸に対してはどっちにしても効果ないか。
ということで、PS3からは1ヶ月遅れてのスタートとなるWiiですが、たいした問題にはならないでしょう。ゲーム機に8万円も出せる人は多くありませんが、25000円なら出してもいい、という人はいっぱいいるでしょうからね。今、ドラクエチームはどのハードに行くか、悩んでるんじゃないのかなあ。Xbox360はないとしても。というか、ユーザーが家庭用据え置きハードから離れそうな気配がするね。一般的には次世代機戦争なんてまったく盛り上がってないように見えますし……。ライトユーザーはみんなDSに流れるんだろうと。PS3がバカ高いからって、じゃあWiiが勝つの?売れるの?ということは別の問題ですからね。WiiにはDSソフトをテレビ画面で遊べるオプションを用意した方がいいと思いますよ。
今日は手術が21日に決定したのをふまえ、どのような手術をするかという説明を受けに、及び同意書にサインをするため病院へ行く。が、私も動かせない仕事でカツカツである。お客に事情を説明し、中抜けすることにした。赤坂のスタジオで昼から作業し、夕方に四ツ谷から高尾の病院に向かう。
話を聞けば、そうとうな大手術である。母親が過去に受けてきたあらゆる手術よりも長く、厳しい手術になりそうだ。さらに年もとっているので、体力を維持できるかどうか。術式の詳細を説明されるたび、悪寒が走る。自分の身が切られるわけではないのに、それに似た感覚を覚えて首筋がムズムズとした。昨日のPET検査の結果は早くも病院間で伝えられており、懸念されていた肺への転移は検査の結果を見る限りでは大丈夫っぽい、と言われたのは不幸中の幸いだろう。
病院を夜8時過ぎに出て、赤坂の仕事場に戻ったのが10時頃。そこから朝7時まで仕事を続けた。昨日からずいぶんと寝ておらず、しかも途中で赤坂と高尾の往復もしている。患者も大変だがその家族もそれなりに大変なのである。ならばアンタもいっそ長期休暇を取得してしまえ、と思われるであろうが、僕が休んで収入を低下させた場合、最終的にどの程度かかるのか予想もつかない入院費・治療費を誰が払ってくれるのか。重要な場合意外、母親の身の回りの世話は妹に任せ、僕はひたすら仕事をするしかないのだ。
今日はその検査を受けるため、病院から外出という形で、四ツ谷にあるメディカルキューブという所に行った。幸いにも僕の仕事場にも近いため、送り届けてそのまま仕事に行くことにした。そばには妹を付き添わせた。高額な検査費に備えておろしておいたお金を持たせて……。
こんな感じで、病院関係と仕事を並列に行っているため、はっきり言って人並み以上に忙しく、僕の疲労もピークにきている。スキあらば仕事場で寝るようにしている。仕事が終わればその足で病院に向かう。家に帰れば一息つく間もなく眠りに落ちる。一部の上司以外、僕の現在の状況を知らないので、「おまえはほんとによく職場で寝るなあ」と冗談交じりに言われるが、実は冗談ではない。それぐらい寝てないのだ。はっきり言ってサイトの更新どころではない。しばらく更新が途絶えると思う。
結局、ネットで見かけたPETの記述はどうやら少し古いものだったらしく、現在は保険適用の対象。3割負担で3万ちょい、といったところだったらしい。
参考:
PET検査ネット
僕は基本的に過去に一度の入院も手術もない人間なので、こういう場所に来る時はいつも付き添いか見舞いだ。そのため病院に慣れておらず、何度来ても気が滅入る。自分まで病気になった気がしてくる。
母親を病院に残して帰宅。同じ家に住んでいると言っても生活時間がてんで異なっているため、それほど自宅で顔を合わせることはない。母親のいない自宅には慣れているが、やはりどうも空気が違う。
日経IT proより
日本での発売予定日(11/11)、及び米国での発売予定(11/17)は死守するということなんですけど、どうでしょう?米国はパイが多いので発売日までに40万台を出荷、その後は毎週ペースで10万台以上を供給するらしいのですが、じゃあ日本はどうなるの?というと、ある予測によれば発売日に10万台確保できるかどうか、という感じらしいのですよ。以後はやはり、年末に向けて週10万台ペースを予定しているそうなのですが、そうまでして発売予定日を変更しない意味があるのでしょうか?
そもそもこの量産の難航は、ブルーレイドライブに使われるレーザーのチップが不足しているから。一応この先の安定生産のメドが立ったために「日本での発売日は死守」という発表もできたのでしょうが、とりあえず10万台ってどうなの?微妙な数字ですね。
まあ価格が価格なので、PS2の頃までのように飛ぶように売れることはないでしょう。でも、10万台ではちょっと足りなさそう。発売(もしくは予約開始)とともに即・売り切れということになりそうですね。ちなみにCellの量産は順調で、既に300万個を確保したとのこと。ブルーレイのレーザーチップの問題が解決すれば、ドドッと市場に出てくる可能性もあるわけです。それからでも遅くはないのかな、「様子見」ゲーマーもかなりいますから。私もそうですし。というか「購入したい」、とも現段階では思っていないのですが。だって高い方の機種を買ったとしても、HDMIケーブルは別売りだってんですから。
engadget.com
SCE北米公式サイトでは、「コピープロテクトのあるブルーレイビデオの映像はHDMIケーブルからしか出力されません」と明言しています。でもって「HDMIケーブルは別売り」だってんですから、予備知識なく本体を購入した人の多くが、「あれ?ブルーレイ見られないよー」という事態に陥ることは想像に難くないわけで。ビデオデッキにAVケーブルが付いてないようなもんですよ。まあケーブル自体は本体に比べれば安いものでしょうけど、なんかね、殿様商売って感じの姿勢がイヤなんですよね。で、その姿勢というのは大抵、サービスやサポート体制にも顕れてくるもんなんです。
筆者はPS3、発売日には絶対に購入しません。